【空圧】流量調整のメーターインとメーターアウトについて【スピコン】
複動シリンダーでは、メーターアウト方式が主流であり、排出される空気を制御することでシリンダーの動作速度が安定します。特に、負荷の変動や外力がかかる場合には、出口側での流量制御がよりスムーズで正確な速度調整を可能にします。一方で、単動シリンダーではメーターイン方式が主流です。これは、エアの供給側でしか流量制御ができないためで、外力が関与する動作(復帰動作)では特にこの方式が採用されます。メーターイン方式による速度調整は、シンプルな構造の単動シリンダーにおいても十分に機能し、効率的な動作を実現します。これらの違いを理解し、シリンダーの種類や動作条件に応じたスピードコントローラーの選定を行うことで、空圧システム全体の動作を最適化することが可能となります。