Logicoolの高機能マウスを使っているなら、ぜひ活用したいのが「Logi Options+」のマウスジェスチャー機能です。
特定のボタンを押しながらマウスを上下左右に動かすことで、最大4つのショートカット操作を割り当てられる便利な機能。
今回は、設定方法から活用例までを、画像付きでわかりやすく解説します。
Logi Options+とは?
Logicoolのマウスやキーボードのボタン割り当て、ジェスチャー、アプリごとの設定を自由にカスタマイズできる公式ソフトです。
おすすめ対応機種
- MX ERGO S
- ERGO M575SP
- MX Master 3S
マウスジェスチャーとは?
マウスの「ジェスチャーボタン」を押しながら、マウスを上下左右に動かすことで、
それぞれに好きな操作を割り当てる機能です。
🔍 例)
- 進むボタンを押しながら
- 上:仮想デスクトップの切り替え(Win+↑)
- 下:デスクトップ表示(Win+D)
- 左:仮想デスクトップ左(Win+ctrl+←)
- 右:想デスクトップ右(Win+ctrl+→)

合計 4つのショートカット操作を、たった1つのボタンから実行できます!
マウスジェスチャーの設定方法【MX ERGO Sの場合】
手順① Logi Options+ を起動

手順② マウスを選択 →「ボタン」設定へ

手順③ ジェスチャーボタンに使いたいボタンを選ぶ
例:進むボタンやミドルボタン
⇒ここでは進むボタンで解説
⇒「マウスジェスチャー」を選択

手順④ 各方向に機能を割り当てる
上下左右、クリック、それぞれに、よく使うショートカットを設定しましょう。

おすすめ操作例(Windowsの場合)
ジェスチャー方向 | 割り当て操作 |
---|---|
上 | タスクビュー |
下 | デスクトップ表⇨ |
左 | 仮想デスクトップ⇦ |
右 | 仮想デスクトップ⇨ |
クリック | 進む |

1つのボタンで5つのショートカットボタンを設定できます。
おすすめの使い方(CAD編)
CADソフトで活用すれば、以下のような作業がワンクリック+動作で実現できます:
操作内容 | 割り当て方向例 |
---|---|
寸法記入 | 上 |
距離測定 | 下 |
前の作業に戻る | 左 |
コマンド再実行 | 右 |

アプリごとに割り当てを変更できるので、
CAD/ブラウザ/Officeで切り替えて使うのが非常に便利です。
注意点:誤操作対策もしておこう
CADなどでホイールドラッグ操作を多用する場合、チルトボタンとジェスチャーボタンの割り当てが干渉しないように注意が必要です。
例:
- CADアプリではチルト・ホイール割り当てを「なし」にする
- マウスジェスチャーを別のボタンに変更する
Logi Options+ではアプリごとに設定可能なので、安心してカスタマイズできます。
【最初から全部使おうとしないで!】
Logi Options+ マウスジェスチャーを“徐々に”使いこなすためのコツ
Logicool製マウスの便利機能として人気の「Logi Options+ のマウスジェスチャー」。
とても強力な機能ですが、
最初から全部設定してしまうと逆に使いこなせない…!という声も少なくありません。
そこで今回は、「少しずつ割り当てることで、確実に使いこなせるようになる方法」を紹介します。
いきなり全部設定すると混乱する理由
Logi Options+では、マウスの特定ボタンを押しながら上下左右にマウスを動かすことで、
ショートカット操作を実行できます。
さらに、MX ERGO Sなら最大 5つのボタンにそれぞれジェスチャー割り当てが可能。
最大5ボタン × 5方向(中央+上下左右) = 25通りのショートカットが割り当て可能!
便利とはいえ、最初から25個フル活用しようとすると…
🚫 操作を覚えられない
🚫 どのボタンに何を割り当てたか分からなくなる
🚫 使いづらくなって結局OFFにしてしまう
という本末転倒な結果になりがちです。
おすすめの使い方:少しずつ割り当てて慣れる!
Step1:まずは1ボタンだけ設定
まずは1つのジェスチャーボタン(例:進むボタン)に、上下左右4つの操作だけ設定してみましょう。
例:
上 → タスクビュー
下 → デスクトップ表示
左 → 仮想デスクトップ 左
右 → 仮想デスクトップ 右
まずはこの4つの操作だけを毎日使ってみることから始めましょう。
Step2:よく使うアプリ用に「アプリ別設定」を追加
Logi Options+では、アプリごとに別の割り当てができます。
例えば:
- CAD用には 寸法記入 / 測定 / スケッチ切替
- ブラウザ用には タブ切替 / 戻る / ページ更新
といった形で、用途に合わせたショートカットを徐々に増やしていくのがオススメです。
Step3:使う頻度に応じて“次のボタン”を開放
ジェスチャー1セットに慣れたら、次は別のボタンに新しいジェスチャーを設定してみましょう。
MX ERGO S なら…
- ホイールクリック
- 左右チルト
- 進む、戻る
など、複数のボタンにマウスジェスチャーを登録できます。
ポイントまとめ
✅ 最初は1ボタン×4方向だけでOK
✅ アプリ別に操作を変えて「便利さ」を体感
✅ 慣れてから、別ボタンや中央押しも追加していく
使いこなせれば作業スピードが段違い
実際にわたしも、最初は1ジェスチャーだけの使用からスタートしましたが、
現在では・・・
✅ 仮想デスクトップ移動
✅ ウィンドウ移動
✅ CADでよく使うコマンド
✅ タブ操作
✅ よく使うアプリの起動(CAD、ブラウザ、電卓など)
など、よく使う操作をジェスチャーだけで完結できる状態になり、作業がとても快適になりました。

最初は戸惑うかもしれませんが、
「少しずつ、確実に」慣れていくことで自分だけの最強操作環境が作れます!
まとめ:マウスジェスチャーで操作はここまで快適になる!
✔ Logi Options+のマウスジェスチャー機能は、
✔複数のショートカットを指1本で呼び出せる
✔各アプリごとに操作を最適化できる
✔トラックボールマウスの操作性と抜群に相性が良い
という点で、作業効率を確実に高めてくれる機能です。
まだ使っていない方は、ぜひ設定してその快適さを体験してみてください!
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