前回、第24回では、分岐コンベアと合流コンベアを追加しました。
これによって、
- 1本のラインを2本へ分ける
- 複数ラインを1本へまとめる
- 加工機を複数台使う
- 複数の出荷場へラインを振り分ける
といった、より工場らしいライン設計ができるようになってきました。
ただ、ここまで設備が増えてくると、今度は別の問題が出てきます。
工場が狭い。
これまで使っていたグリッドは、12×8。
MVPを作るには十分な広さでした。
でも、Lサイズ設備、複数ライン、分岐・合流、複数の出荷場まで入ってくると、
最初から広い工場を渡すのではなく、工場そのものも成長させた方が面白いのでは?
と思うようになりました。
そこで今回は、工場の土地をお金で拡張する仕組みを追加します。
最初から12×8あるのをやめる

これまではゲーム開始時から、12×8のグリッドを使っていました。
ただ、この状態だと最初からかなり広い。
Sサイズ設備しか持っていない序盤でも、十分なスペースがあります。
それだと、「工場が大きくなってきた!」という成長を感じにくい。
そこで初期状態を思い切って、12×3まで小さくすることにしました。
かなりコンパクトです。
序盤は、
- 投入機
- コンベア
- ストッパ
- 加工機
- 出荷場
を置くだけでも、ある程度レイアウトを考える必要があります。
最初から何でも置けるのではなく、限られた土地の中で工夫する。
ここからスタートします。
土地は「出荷場クリア+お金」で広げる
ただし、お金さえあれば好きなだけ土地を買える仕様にはしません。
工場の進行と土地拡張を連動させます。
今回の基本ルールは、
出荷場の目標を達成する
↓
次の土地拡張がアンロックされる
↓
お金を払って実際に拡張する
という形です。
つまり、クリア条件と資金の両方が必要になります。
工場サイズは段階的に広げる
現時点では、次のような流れにします。
| 進行状況 | 工場サイズ |
|---|---|
| 初期状態 | 12×3 |
| 出荷場①クリア後 | 12×5へ拡張可能 |
| 出荷場②クリア後 | 12×7へ拡張可能 |
| 出荷場③クリア後 | 12×9へ拡張可能 |
| 出荷場④クリア後 | 12×11へ拡張可能 |
1回の拡張で、2列分ずつ土地が増えていくイメージです。
ただし、出荷場をクリアした瞬間に自動で広がるわけではありません。
あくまで、「拡張する権利がアンロックされる」だけ。
そのあと、プレイヤーがお金を払って土地を購入します。
「クリアしたら自動拡張」にはしない
ここは結構大事だと思っています。
例えば出荷場①をクリアした瞬間、自動的に12×5になる。
これでも進行としては分かりやすいです。
ただ、それだと土地が、単なるステージ報酬になってしまいます。
今回のゲームでは、できるだけ、
どこにお金を使うかをプレイヤーに考えてほしい。
なので…
出荷場①クリア。
↓
土地拡張が解禁。
↓
でも今すぐ土地を買う?
↓
それとも加工機Mを先に買う?
という判断を残します。
土地も、設備と同じ「投資先」にしたいわけです。
「設備を買うか、土地を買うか」で悩める

例えば、現在の所持金が¥2,000。
次の土地拡張が¥1,500だったとします。
でも、加工機Mも欲しい。
高速コンベアも欲しい。
そんな状態なら、
「今は狭い工場のまま頑張る?」
「先に土地を買ってラインを増やす?」
という判断ができます。
これはかなりゲームらしいです。
今までは、設備の性能と価格を比べていました。
今回からはそこへ、
『 設備投資 』か『 土地投資か 』
という選択も加わります。
出荷場のアンロックと土地拡張がつながる
前回までに、出荷場には、
- 目標出荷能力
- 最大出荷能力
- 出荷条件
を持たせました。
そして目標出荷能力を達成すると、次の出荷場がアンロックされます。
今回はさらに、その進行に土地拡張も連動させます。
例えば…
- 出荷場①をクリア
- 次の出荷場が解放。
- さらに、12×5への拡張がアンロック。
- 出荷場②をクリア
- さらに要求能力が上がる。
- 複数ラインも必要になってくる。
- そこで、12×7への拡張がアンロック。
- 出荷場③をクリア
- 分岐・合流を使ったラインが増える。
- Lサイズ設備も使いたい。
- そこで、12×9へ。
という感じです。
つまり、難しい要求が増えるほど、
工場も広げられるようになります。
小さい工場から少しずつ育てたい

この仕様にすると、ゲーム開始直後と終盤では、
工場の見た目そのものが変わります。
最初は、12×3の小さな工場。
設備も少ない。ラインもほぼ1本。
そこから、
- 12×5
- 12×7
- 12×9
- 12×11
と広がっていく。
設備も、SからM。
MからLサイズ。
ラインも、1本から2本。
さらに分岐・合流。
出荷場も増える。
これはかなり、「自分の工場を育てている感」が出そうです。
最初から広い工場より、狭い方がパズルになる

土地を狭くした理由は、成長感だけではありません。
パズルとしても意味があります。
例えば12×3しかなければ、
Lサイズ設備を適当に置く余裕はありません。
- コンベアの経路。
- 設備の向き。
- ストッパの場所。
- 将来の増設スペース。
かなり考える必要があります。
でも土地を買えば、少し楽になる。
つまり土地拡張そのものが、
パズルの難しさを解決する手段にもなります。
「1マスずつ購入」にはしなかった
土地拡張については、1マス単位で自由に購入する案も考えました。
自由度はかなり高いです。
ただ、好きなマスだけ買えるようにすると、
工場の形がかなり散らかりそうです。
歯抜けのような土地になったり、
細長い通路だけ伸びたりする可能性もあります。
今回作りたいのは、あくまで、
生産設備として見やすい工場です。
そこで、1マスずつではなく、
まとまった単位で工場を広げる仕様にしました。
工場の形も長方形のまま維持できます。
土地拡張を考えると、カメラ操作も必要になりそう

今回の土地拡張では、工場を
12×3 → 12×5 → 12×7 → 12×9 → 12×11
と少しずつ広げていきます。
正直、12×11くらいまでなら画面全体に収めることはできます。
そのため、ChatGPTからも、

「カメラ操作は追加した方がいいけれど、今すぐ実装しなくてもいい」
という提案がありました。
たしかに、現時点だけを見れば固定カメラのままでも遊べます。
ただ、今回ゲームの仕様を整理してみると、
工場が12×11で終わる可能性はかなり低いことに気付きました。
今後は、
- 複数の出荷場
- 複数ライン
- Lサイズ設備
- 分岐・合流
- 組立機や検査機
- さらに大きな土地拡張
などを追加していく予定です。
つまり、12×11を超えて工場を広げていくことは、ほぼ確定的です。
だったら、工場が本当に画面へ収まらなくなってから慌ててカメラ操作を作るより、
土地拡張を実装する今回のタイミングで、先にカメラの土台も作っておく方が良さそうです。
そこで今回は土地拡張と合わせて、
ズームイン・ズームアウト・カメラ移動
も実装することにしました。
今すぐ絶対に必要な機能ではありません。
でも、これから工場がさらに大きくなることを考えると、
今のうちに入れておく将来への準備という位置付けです。
マウスホイールでズームイン・ズームアウト
まず追加するのは、ズーム機能です。
操作はシンプルにします。
マウスホイールで、
- ズームイン
- ズームアウト
できるようにします。
細かい設備を調整するときは、ズームイン。
工場全体の流れを確認するときは、ズームアウト。
これだけでもかなり操作しやすくなります。
ズームアウトすると「工場全体」が見える
特に今回のゲームでは、工場全体の流れを見ることが重要です。
例えば、
- 投入機
- 分岐
- 加工機
- 合流
- 出荷場
これらが複数配置されるようになると、
一部分だけ見ていても、どこが詰まっているのか分かりません。
ズームアウトして、工場全体を眺める。
↓
渋滞を発見。
↓
そこへズームイン。
↓
設備を調整。
という操作ができれば、かなり遊びやすくなりそうです。
カメラ移動も追加する
ズームだけでは、工場が大きくなったときに足りません。
そこで、カメラ移動も追加します。
操作は、マウスホイール中央ボタンを押しながらドラッグにします。
これなら、設備の左クリック操作ともぶつかりにくい。
- 配置
- 選択
- 削除
- 回転
といった既存操作を邪魔せず、工場画面だけを移動できます。
中央ダブルクリックで全体表示
さらに、工場の端まで移動して、
「今どこ見てるんだっけ?」となるのも避けたい。
そこで、中央ボタンをダブルクリックしたら、
工場全体が見える位置へ戻す機能も入れたいと思います。
つまり、
- ホイール:ズーム
- 中央ドラッグ:カメラ移動
- 中央ダブルクリック:全体表示
です。
かなりシンプルです。
カメラ操作は「便利機能」ではなくなってきた
最初の12×8くらいなら、ズームやカメラ移動は、
「あったら便利」くらいでした。
でも土地拡張を入れると、話が変わります。
工場そのものが成長して広くなる以上、
カメラもそれに対応しないと、ゲームが遊びにくくなります。
つまり今回、カメラ操作は、
工場拡張を成立させるための基本機能になりました。
工場の成長を画面でも感じられそう

個人的に、土地拡張はかなりゲームとの相性が良さそうです。
例えばゲーム開始直後。12×3。
設備も少ない。画面を少し引けば全部見える。
そこから、
- 出荷場を攻略。
- お金を稼ぐ。
- 土地を購入。
- また設備を増やす。
- さらに工場が広がる。
最終的には、画面をズームアウトしないと全体が見えないくらいの工場になる。
この変化そのものが、プレイヤーの成長記録になります。
設備・出荷場・土地が全部つながってきた
ここまでのゲーム進行を整理すると、かなり一本につながってきました。
まず、小さな12×3の土地からスタート。
↓
そこでラインを作る。
↓
製品を出荷する。
↓
お金を稼ぐ。
↓
出荷場の目標を達成する。
↓
次の出荷場と土地拡張がアンロック。
↓
土地を購入。
↓
設備を増やす。
↓
複数ラインを作る。
↓
さらに高い目標へ挑戦。
という流れです。
最初は単純な、「コンベアでワークを運ぶゲーム」でした。
それが今では、工場そのものを少しずつ育てていくゲームになってきました。
まだ12×11で終わりとは限らない
現段階では、出荷場④クリア後の、12×11までを
一つの区切りとして考えています。
ただし、これで最終サイズと決める必要はありません。
今後、
- 新しい加工設備
- 組立機
- 検査機
- バッファ
- センサ
- さらに複雑な出荷条件
などが増えてくれば、
もっと広い工場が必要になるかもしれません。
今回カメラのズーム・移動を先に作っておけば、
そうした将来の拡張にも対応しやすくなります。
次は、ゲームの「物足りなさ」をChatGPTと壁打ちしてみる
ここまでで、
- 設備購入
- 生産能力
- お金
- 複数ライン
- 分岐・合流
- 出荷場
- 土地拡張
- カメラ操作
まで、かなり多くの仕組みがそろってきました。
実際に何度かプレイしてみると、ゲームとしてちゃんと動くようにはなっています。
ただ、自分の中ではまだ、「何か物足りない」という感覚がありました。
- 工場を作る。
- ワークを流す。
- 能力を上げる。
- 土地を広げる。
ここまでは面白い。
でも、Steamで販売するゲームとして考えると、
もう少し「もっと遊びたい」と思わせる要素が欲しい。
そこで次は、実装を進める前に一度ChatGPTへ、

「さらにゲーム性や爽快感、やりがいを追加したいのですが、アイデアをください」
と相談してみることにしました。
今までと同じように、自分の考えをぶつけながら、
何が足りないのか?
どこを伸ばせばもっと面白くなるのか?
を壁打ちしていきます。
次回、第26回では、現状のゲームをChatGPTと改めて見直し、今後の方向性を考えていきます。




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