前回、第56回では、PUZFLOのデモ版をSteamworksへ登録し、
ストアページやゲームビルドの審査を申請しました。
Unityで作成したWindows版のゲームデータを
アップロードし、必要な設定も完了。
あとはSteam側の承認を待つだけです。
これまで製品版のストアページ審査も経験していたので、
今回も数日で終わるだろうと思っていました。
しかし、デモ版の審査は思っていたより時間がかかりました。
ストアページは10月24日に承認されたものの、
ゲーム本体のレビューが承認されたのは10月29日。
「ストアページは承認されたのに、まだ公開できないの?」
という状態が数日続きました。
そして、両方の審査が完了したことで、
ついにPUZFLO DemoをSteamで無料公開することができました!
今回は、審査の承認待ちから実際の公開作業、公開後の確認までを紹介します。
デモ版の審査は意外と時間がかかった

前回の記事でも紹介したように、
Steamのデモ版では主に2つの審査が必要になります。
- ストアプレゼンスの審査
ゲームの説明文や画像、対応言語、システム要件などを確認するものです。
- 体験版ビルドの審査
実際に配布するゲームデータや起動設定などを確認するものです。
つまり、ストアページの設定が正しくても、
ゲーム本体が承認されなければ公開できません。
今回のPUZFLOでは、次のような流れになりました。
| 日付 | 審査・公開状況 |
|---|---|
| 10月21日 | Steamworksから審査を申請 |
| 10月24日 | ストアプレゼンス承認 |
| 10月25〜28日 | 体験版ビルドの承認待ち |
| 10月29日 | 体験版ビルドのレビュー承認 |
| 10月30日 | Steamデモ版を一般公開! |
Steam公式では、ストアページやビルドのレビューは
通常3〜5営業日程度と案内されています。
もちろん、審査にかかる日数は状況によって変わります。
今回も極端に長いわけではありませんが、自分としては、
デモ版の承認まで思っていたより時間がかかったという印象でした。
特に、ストアプレゼンスが先に承認されていたので、残りの数日が少し長く感じました。
ストアページは10月24日に承認!
まず、10月24日にSteamからストアプレゼンスの承認が届きました。
これで、ゲームの説明文や画像など、
ストア側の準備は問題ないということになります。
以前、第47回では製品版ストアページの審査も経験していました。
そのため、今回も大きな修正依頼がなく進んだことには少し安心しました。
「これなら、もうすぐデモ版を公開できそう!」
と思ったのですが、Steamworksの管理画面を確認すると、
まだ終わっていない項目がありました。
それが、体験版ビルドのレビューです。
ストアページの承認と、ゲーム本体の承認は別々に管理されていました。
つまり、片方が承認されても、もう片方の審査が終わるまでは
一般公開できないというわけです。
なかなか承認されないデモ版ビルド
今回、少し気になったのが、デモ版ビルドの審査でした。
10月24日にストアページが承認されてからも、
ゲーム本体はレビュー待ちの状態です。
ここで心配になったのが、
「何か問題が見つかったのかな?」
「デモ版の起動設定が間違っている?」
「もう一度ビルドを作り直す必要がある?」
ということでした。
PUZFLOのデモ版は、製品版と同じUnityプロジェクトから作成しています。
ただし、出荷場の制限やセーブデータの分離など、
デモ版だけの仕組みも追加しています。
そのため、ゲーム本体の動作に問題がないか、少し気になっていました。
とはいえ、審査中に必要もなく設定を変更すると、
かえって状況が分かりにくくなってしまいます。
そこで、Steamworksの審査状況を確認しながら、
承認を待つことにしました。
そして、10月29日。
ようやく、体験版ビルドのレビュー承認が届きました!
特に大きな修正を求められることもなく、そのまま承認されました。
これで、Steamでデモ版を公開するための大きな準備が整いました。
審査が承認されても、自動で公開されるわけではない
ストアプレゼンスと体験版ビルドの両方が承認されました。
これでデモ版の公開準備は完了です。
しかし、ここで注意したいことがあります。
Steamでは、審査が承認されてもゲームが自動で一般公開されるわけではありません。
最後に、開発者自身がリリース操作を行う必要があります。
Steamworksのデモ版管理画面には、
審査の承認後にリリースの操作が表示されます。
そこで、必要なチェックリストが完了していることを確認してから、
「体験版をリリース」の操作を行います。
以前、製品版のストアページを「近日登場」として
公開したときにも、最後に公開操作が必要でした。
今回はストアページだけではなく、
実際に遊べるゲームを公開することになります。
そのため、少し緊張しました。
「このボタンを押せば、誰でもPUZFLOを遊べるようになるんだ……」
と思うと、かなり大きな一歩に感じます。
ついにPUZFLO DemoをSteamで無料公開!

必要な設定を確認し、Steamworksからデモ版のリリース操作を行いました。
そして、2026年10月30日、PUZFLO Demoを一般公開しました!
これによって、Steamを利用しているプレイヤーが、
無料でPUZFLOをダウンロードできるようになりました。
今回公開したデモ版では、
といった内容を体験できます。
ゲームの基本となる、
設計 → 生産 → 問題発見 → 改善
という流れを、無料で遊んでもらえるようになったわけです。
第1回で「AIを使ってSteamゲームを作ってみたい」と考えてから、
ここまで来るとは思っていませんでした。
まだ製品版の発売ではありませんが、
自分の作ったゲームをSteamで一般公開できたというのは、
かなり大きな出来事です。
製品版のストアページにデモ版を表示させる
今回のPUZFLOでは、デモ版専用の独立したストアページは作らず、
製品版のストアページから無料体験版をダウンロードしてもらう方針にしています。
ただし、デモ版をリリースしただけで、
製品版のページにダウンロードボタンが正しく表示されるとは限りません。
そこで次に行ったのが、製品版ストアページとの関連付けです。
Steamworksの製品版管理画面から、
ストアページの「特別な設定」を開きます。
そこにある関連デモの設定で、PUZFLO Demoを指定します。
さらに、保存した設定をストアページへ反映するため、
製品版のストアページを再公開します。
ここでいう再公開は、製品版を発売するという意味ではありません。
すでに公開している「近日登場」ページの設定を更新する操作です。
これによって、製品版ストアページに
無料デモ版のダウンロード案内を表示できるようになります。
PUZFLOでは、プレイヤーが見つけやすいように、
ダウンロードボタンを目立つ位置に表示する形にしました。
- 製品版のストアページを見る
- 無料デモ版を遊ぶ
- 気に入ったらウィッシュリストへ追加する
という流れを作るためです。
デモ版を独立した作品として宣伝するより、
製品版に興味を持ってもらうための入口として活用したいと考えています。
公開後はSteamから実際に起動して確認する
ここまで来たら、もう一つ確認しておきたいことがあります。
それが、一般公開されたデモ版が正常に動くかどうかです。
第55回では、Unityで作成したWindows版を別のPCで起動しました。
第56回では、Steamへゲームデータを登録し、
Steamを通した起動確認も進めていました。
しかし、今回は実際に一般公開したあとの状態です。
そこで、Steamのストアページからデモ版へアクセスし、
ゲームをインストールして確認しました。
特に確認したかったのは、
「Steamのプレイボタンから、PUZFLO Demoが正常に起動するか?」
という部分です。
もしここで起動できなければ、
せっかく公開してもプレイヤーに遊んでもらえません。
結果は、無事に起動できました!
これで、Steamを通してデモ版を配布するところまで確認できました。
もちろん、すべてのPCで正常に動くことが保証されたわけではありません。
それでも、ゲームを開発するだけでなく、実際にSteamで公開し、
インストールして起動できるところまで進められたのは、大きな成果です。
Steamの製品版ページからダウンロードできるかも確認
ゲーム本体が正常に動くことを確認したあとは、
ストアページの表示もチェックしました。
今回、特に重要だったのが、製品版のストアページに
デモ版のダウンロードボタンが表示されることです。
PUZFLOの製品版は、まだ「近日登場」の状態です。
そのため、製品版を購入することはできませんが、ウィッシュリストへの追加はできます。
そこに無料デモ版のダウンロードボタンが表示されれば、
発売前でも実際のゲームを体験してもらえます。
これで、以前から考えていた、
「まず無料で遊んでもらい、興味を持ってもらう」
という仕組みが形になりました。
個人的には、デモ版の公開そのものと同じくらい、
このストアページの導線が重要だと思っています。
PUZFLOの無料デモ版を遊んでみよう!
ついに、PUZFLO: Run the Lineの無料デモ版をSteamで公開しました!
コンベアや加工機を自由に配置して、自分だけの生産ラインを作る工場パズルゲームです。
設計 → 生産 → 問題発見 → 改善
というPUZFLOならではの楽しさを、ぜひ実際に体験してみてください。
デモ版では出荷場1〜10まで無料でプレイ可能です。
プログラミングの知識は必要ありません。試行錯誤しながら、少しずつ効率のよい工場を作っていくゲームです。
気になった方は、下の「無料版を遊ぶ」ボタンからぜひ遊んでみてください!
実際にプレイして面白いと感じてもらえたら、製品版のウィッシュリストにも追加していただけるとうれしいです。
デモ版の公開をSteamでアナウンスする

無事にデモ版を公開できたので、次に考えたのが、
「どうやって公開したことを知らせるか?」ということでした。
せっかくデモ版を公開しても、存在を知られなければ遊んでもらえません。
そこで今回は、Steamの「イベントとお知らせ」という機能を使って、
デモ版の公開をアナウンスすることにしました。
この機能では、Steamのゲームページやコミュニティなどで、
開発者からのお知らせを掲載できます。
今回は、「PUZFLOの無料デモ版を公開しました!」
という内容のお知らせを作成しました。
さらに、日本語だけでなく、英語版のお知らせも用意しました。
PUZFLOは海外プレイヤーにも遊んでもらいたいと考えているので、
英語でも公開したことを伝えたかったからです。
内容としては、デモ版を無料で遊べることや、基本的なゲーム内容、
製品版はまだ開発中であることなどを紹介しました。
これによって、Steam上でも無料体験版の公開を知らせることができました。
デモ版を公開すれば、すぐに遊んでもらえるのか?
ここまで来て、もう一つ気になることがあります。
それが、「実際に何人くらい遊んでくれるのか?」ということです。
Steamで公開できたとはいえ、
自動的に多くのプレイヤーが集まるわけではありません。
製品版のストアページも、
公開直後から大量のアクセスがあったわけではありませんでした。
今回のデモ版も同じです。
無料で遊べるようになったからといって、
すぐに多くの人へ知られるとは限りません。
そこで、今後はSteamworksのデータを確認しながら、
「デモ版を公開してアクセスは増えたのか?」
「実際に何人くらいゲームを起動してくれたのか?」
「ウィッシュリストの追加につながったのか?」
といった部分も見ていきたいと考えています。
ただし、数字だけを追いかけるのではなく、
実際に遊んでもらったときに、PUZFLOの面白さが伝わるかどうかも重要です。
今までは自分が遊びながら改善してきましたが、
これからはほかのプレイヤーが遊ぶことも意識した開発へ進んでいきます。
まとめ|ついにSteamでPUZFLOのデモ版を無料公開!

今回、第57回では、前回審査へ提出したPUZFLO Demoについて、
審査の承認から一般公開までを紹介しました。
今回の流れを振り返ると、
10月21日:審査申請
↓
10月24日:ストアプレゼンス承認
↓
10月29日:体験版ビルド承認
↓
10月30日:デモ版を一般公開!
という形でした。
特に、ストアページが先に承認されたあとも、
ゲーム本体の審査が続いていたため、
思っていたより公開まで時間がかかったという印象です。
それでも、今回は大きな修正依頼もなく、無事に承認されました。
公開後には、
といった作業も進めました。
これによって、PUZFLOを誰でも無料で体験できる状態にすることができました。
思い返すと、第1回では、
「AIを使えば、プログラミングが分からなくてもSteamゲームを作れるのかな?」
という、ちょっとした興味から始めた挑戦でした。
それが今では、Unityでゲームを作り、
Steamworksへ登録し、多言語対応やデモ版制作まで進めています。
そして今回、ついに自分以外の人にも遊んでもらえるゲームになりました。
もちろん、これでPUZFLOの開発が終わったわけではありません。
製品版の完成に向けて、まだ改善したい部分はあります。
それでも、今回のデモ版公開は、自分にとってかなり大きな一歩です。
「Steamでゲームを販売してみたい」から、
「Steamで自分のゲームを公開できた」へ。
次はいよいよ、実際のプレイヤーにPUZFLOを楽しんでもらえるかどうか。
これからもChatGPTとCodexを使いながら、
Steamでの製品版発売を目指して開発を続けていきます。


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