前回、第46回では、PUZFLOのWindowsビルドをSteamへアップロードしました。
UnityでWindows版をビルド。
SteamPipeでアップロード。
Depotへ登録。
Steamworks側でビルドを設定。
Steamクライアントから実際にインストールして、起動確認。
ここまで来て、ようやく、
「Steam上にPUZFLO本体がある」
状態になりました。
そして今回は、いよいよ、Steamストアページを公開します。
ゲームを作る。
画像を作る。
英語対応する。
トレーラーを作る。
ゲーム本体をアップロードする。
ここまで長かったですが、今回ついに、PUZFLOがSteam上で一般の人から見える状態になります。
まずはストアページの最終確認

Steamworksには、とにかく入力項目が多いです。
ここまで第41回~第46回で、
などを用意してきました。
まずは、Steamworksのチェックリストを見ながら、
未入力の必須項目が残っていないか確認します。
「全部入力したはず」でも、意外と残っている
ここまでかなり入力したので、
「もうほとんど終わっているだろう」
と思っていました。
でもSteamworksを見ると、細かい確認項目がまだ残っています。
例えば…
- 対応OS
- 実行ファイル
- 対応言語
- カプセル画像
- システム要件
- コンテンツアンケート
- トレーラー
- スクリーンショット
ゲーム制作と同じで、最後の最後に細かいところを潰していく作業があります。
ストアページを「レビュー準備完了」にする
必要な項目がそろったら、Steamworksから、
「レビュー準備完了として設定する」を実行します。
ここで初めて、Valve側へストアページの審査を依頼します。
Steam公式によると、ストアページのレビューは通常3~5営業日程度で、
修正が必要になる可能性もあるため、公開したい日の少なくとも
7営業日前には提出するよう案内されています。
これを見て、「申請したらすぐ公開できるわけではないんだ」と改めて実感しました。
審査では何を見られる?
Steamの審査では、単に文章が埋まっているかだけではありません。
例えば…
- ゲーム説明と実際の内容が合っているか
- スクリーンショットが実際のゲームプレイか
- 対応言語に間違いがないか
- ストアで案内している機能が実際に実装されているか
- ビルドが正常に起動するか
などが確認されるみたいです。
製品ビルドについても、Steam公式では通常3~5営業日程度のレビュー期間が案内されています。
ここまで来ると少し緊張する
税務情報のときもそうでしたが、Steam関係は、
「これで合ってる?」という不安が結構あります。
特に今回は、今まで自分しか見ていなかった
ストアページを、Valve側へ提出します。
- 画像
- 文章
- タグ
- 英語
- ゲーム本体
全部まとめて確認される。
ゲームそのものを提出している感じがして、少し緊張します。
「近日登場」ページとして公開する

今回の目的は、ゲームをすぐ発売することではありません。
まずは、Coming Soon(近日登場)ページを公開することです。
Steamでは、承認されたストアページを「近日登場」として公開すると、
プレイヤーが発売前からウィッシュリストへ追加できるようになります。
さらに、製品を発売する前には「近日登場」ページを
最低2週間公開しておく必要があります。
つまり、発売直前まで非公開にしておくより、
早めにページを公開する価値があるということです。
今回は「売る」より「見つけてもらう」が目的
PUZFLOはまだ完成ではありません。
ここからも、
- 設備追加
- バランス調整
- 不具合修正
- 音まわり
- 最終的な難易度調整
などは続きます。
それでも、ストアページは先に公開する。
理由はシンプルです。
ウィッシュリストを集める期間を作りたいから。
ゲームを作りながら、Steam上でも少しずつ知ってもらう。
この並行進行に切り替えます。
審査は4営業日ほどで完了した

今回は、土曜日にストアページの審査を申請しました。
Steam側では通常、審査に数営業日かかると案内されていますが、
実際にどれくらい待つのかは少し気になっていました。
自分の場合は、
土曜日に申請
↓
木曜日に承認メールが到着
という流れでした。
土日を除くと、だいたい4営業日くらいです。
申請してすぐ結果が出るわけではないので、待っている間は、
「何か修正が入るかな?」
「画像や説明文で引っかからないかな?」
と少し気になりました。
ただ今回は、大きな修正依頼もなく、そのまま承認。
思っていたよりスムーズに進みました。
なので、Steamのストアページ審査は、公開したい日ギリギリではなく、
少し余裕を持って申請しておくのが安心だと思います。
審査が通ったら自分で公開する
審査に通ると、ストアページが自動的に公開されるわけではありません。
承認後にSteamworks側から、「近日登場として公開」を実行します。
Steam公式も、審査承認後に緑色の「Post as Coming Soon」ボタンから公開する流れを案内しています。
つまり、
Valveの確認。
↓
承認。
↓
自分で公開。
という流れです。
ついにSteam上にPUZFLOが表示される
そして公開すると、いよいよ、
『 PUZFLO: Run the Line 』
のストアページが一般公開されます。
ここまでブログ内やUnityの中で見ていたゲームが、
Steam検索から開けるページになる。
これはかなり大きいです。

今まで別々に作ってきたものが、
全部ひとつのページになっています。
「ウィッシュリストに追加」が出た
公開して一番見たかったのが、ウィッシュリストに追加です。
これが表示されて、ようやく、
「発売前のSteamゲームとして公開されたんだ」
という実感が出ました。
第41回でSteamworksへ登録したときから、
早めにストアページを公開して、
発売までにウィッシュリストを増やしたい。
と考えていました。
その入口が、やっとできました。
ウィッシュリストは「予約購入」ではない
ここも最初は少し分かりにくかったのですが、
ウィッシュリストは、ゲームを購入したわけではありません。
でも、「このゲーム、ちょっと気になる」という人が登録してくれる仕組みです。
そしてリリース時には、ウィッシュリスト登録者へ通知されます。
個人開発ゲームの場合、発売日に初めて存在を知ってもらうより、
発売前から少しずつ興味を持ってもらう方が大事そうです。
公開しただけでは、まだ誰も来ない
ただ、ここで一つ現実的な問題があります。
Steamページを公開したからといって、
急に何百人も見に来るわけではありません。
公開した瞬間、ウィッシュリストが大量に増える。
そんな都合のいいことはありません。
PUZFLOはまだ無名の個人開発ゲームです。
なので、ここからは、
どうやってSteam内で見つけてもらうか
を考える必要があります。
今までとは違うフェーズに入った
ここまでは、ほぼ全部、ゲームを作る作業でした。
でもストアページを公開した瞬間から、
もう一つのゲームが始まった感じがあります。
それが、「どうやって知ってもらうか」です。
Steamタグ。
カプセル画像。
トレーラー。
スクリーンショット。
デモ。
ウィッシュリスト。
ここからはゲーム本体だけでなく、
Steam上での見せ方もかなり重要になってきます。
ストアページを公開して終わりではない

公開後も、ストアページは改善できます。
例えば、
- スクリーンショットを撮り直す
- トレーラーを改良する
- ゲーム説明を分かりやすくする
- タグを見直す
- 対応言語を追加する
- デモ版を追加する
など。ゲーム本体と同じです。
Steamページも作って終わりではなく、改善していく。
PUZFLOらしいですね。
Steam側の数字も見られるようになる
ストアページを公開すると、今度はSteamworksで、
- ストアへのアクセス
- ウィッシュリスト
- 流入元
- 地域
- 各種コンバージョン
など、少しずつ数字を確認できるようになります。
ここからは、
といった、今までとは違う分析もできそうです。
第47回まとめ|ついにSteamストアページ公開

今回、第47回では、PUZFLOのSteamストアページを審査へ提出し、
近日登場ページとして公開する段階まで進みました。
流れとしては、
ストアページの必須項目を確認
↓
レビュー準備完了として提出
↓
Valveの審査
↓
承認
↓
近日登場として公開
↓
ウィッシュリスト受付開始
Steam公式では、ストアページ審査は通常3~5営業日程度、
公開前には余裕を持って7営業日前までの提出が推奨されています。
また、ゲーム発売前には「近日登場」ページを最低2週間公開する必要があります。
ここまで来て、PUZFLOはもう、「Steamで販売したいゲーム」ではなく、
「Steamに存在する発売予定ゲーム」になりました。
かなり大きな変化です。
次回はSteam準備からゲーム本体の開発へ戻る
Steamの「近日登場」ページまで公開できて、
販売に向けた準備はいったん大きな区切りを迎えました。
ただ、PUZFLO本体はまだ完成ではありません。
これまで、「あとで追加しよう」と保留していた設備がいくつか残っています。
次回、第48回では、
- 2連・3連加工機
- クロスコンベア
- ロボットアーム
をまとめて実装していきます。
加工方法を増やす。
ラインの交差を作る。
そして、コンベアとは違う搬送方法を追加する。
それぞれ役割の違う設備を加えることで、
PUZFLOのライン設計をもう一段広げていきます。
Steam公開まで進んだところで、ここからもう一度、
「ゲームそのものをもっと面白くする開発」へ戻ります。



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